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2025年2月20日
タイトル: 防炎加工ガイド:火災リスクを抑えるための知識と選び方
布製の横断幕やのれんなどは、装飾として幅広く使用されていますが、火災のリスクを孕んでいる点が見落とされがちです。特に人が集まるイベントや屋内施設では、万が一火災が発生した場合、その被害を最小限に抑えるための対策が必要です。そこで重要なのが、防炎加工です。防炎加工を施すことで、火の燃え広がりを抑制し、被害を減少させることができます。防炎加工には、「防炎物品」と「防炎製品」の2種類があり、それぞれの特性に応じた加工が行われます。また、法律や条例、施設の規定により、防炎加工が義務付けられるケースも少なくありません。この記事では、防炎加工の基本から具体的な種類や方法、注意点までを分かりやすく解説します。
■目次
1. 防炎加工とは?基本を押さえよう
防炎加工とは、火災が発生した際に火の燃え広がりを抑えるために施される加工のことです。布製品は火がつきやすく、燃え広がりやすいため、特に公共の場やイベントで使用する際には、火災リスクを低減するために防炎加工が欠かせません。この加工により、火災時の安全性が向上し、人命や財産を守る効果が期待されます。防炎加工は、加工を施された生地そのものや、加工を後から施した製品に適用されるため、選定や使用する際には用途に応じた適切な選択が重要です。
2. 防炎品の種類:事前加工と後加工の違い
防炎品には大きく分けて2つのタイプがあります。一つは、生地自体に防炎加工が施されている「防炎生地」「防炎素材」で、もう一つは、製品完成後に防炎処理を行う「後加工品」です。防炎生地や防炎素材は、初めから加工が施されているため、どのような環境でも安心して使用できます。一方で、後加工品は、特定の用途や場所に合わせて製品完成後に防炎処理を施すことが可能です。これにより、幅広いニーズに対応できるというメリットがあります。
3. 防炎物品と防炎製品の違いを理解しよう
防炎加工には、「防炎物品」と「防炎製品」という2つの種類があります。
◎「防炎物品」
…消防法によって、防炎性能が必要な物品を使用しなければならない場所が指定されています。これには、高さ31メートル以上の高層ビルや地下街、劇場、宿泊施設、病院、その他政令で規定された防火対象物が含まれます。このような場所で使用される、カーテン、じゅうたん、カーペット、どん帳、のれんなどには「防炎物品」と呼ばれる加工が必要です。
◎「防炎製品」
…防炎性能が法律で義務付けられていないものの、消防庁によって防炎処理が推奨されている物品は「防炎製品」として分類されます。たとえば、イベント時ののぼりなどがこれに該当します。
4. 防炎ラベルの重要性とその役割
防炎加工された製品には、「防炎ラベル」をつける事ができます。このラベルは、製品が防炎性を持っていることを示すものであり、安全基準を満たしていることの証明でもあります。防炎ラベルは「防炎物品」と「防炎製品」の2種類に分かれ、それぞれに適用される基準が異なります。防炎ラベルが付いていることで、使用者や管理者はその製品が火災リスクを低減するものであることを確認できるため、特に公共の場での使用が推奨されます。
5. 防炎加工できない生地とは
すべての生地が防炎加工できるわけではありません。特定の素材は、構造的に防炎処理が難しい場合があります。たとえば、アクリル・アセテートを20%以上含む生地、ナイロン、表面にコーティング加工されている生地などには防炎加工が難しいとされています。
6.まとめ:防炎加工の必要性を再確認しよう
防炎加工は、火災リスクを軽減し、人命や財産を守るために非常に重要な施策です。生地そのものに防炎加工を施す方法や、製品完成後に加工を行う方法など、多様な選択肢があり、それぞれの用途に応じて最適な方法を選ぶことが求められます。また、防炎ラベルを確認することで、その製品が安全基準を満たしていることを確認でき、安心して使用できます。この記事を通じて、防炎加工の重要性と具体的な対応方法を再確認していただければ幸いです。
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