代表挨拶

私たち『西宣』は1972年の創業以来、旗や幕、ビブスやエコバッグなどのノベルティグッズをはじめとした繊維製品の製造・販売を通じて、お客様の想いをカタチにしてまいりました。おかげさまで2022年に創業50周年を迎え、国・地方自治体から一般企業、飲食店、選挙事務所、ファッションデザイナーに至るまで、数多くのお客様とお取引をさせていただくまでに成長致しました。

近年、世界の経済・社会・環境は急激に変化しています。繊維業界においても、デジタル技術やサプライチェーンの急速な発展・高度化によって安価な海外製の繊維製品が大量に供給されるようになり、生活の利便性は向上しました。しかし、その一方で「商品がもつ本当の価値を実感する機会を失いつつあるのではないか」、「ものづくりに込めた職人の想いを、お客様に伝えることができるのか」と、これからの日本の繊維業界が向き合うべき課題があると感じています。

『西宣』が目指すのは、安価で個性のない商品を大量に作ることではなく、「お客様が職人の情熱が詰まった商品に触れ、好きになっていただく機会を作る」こと。そしてその先に、「伝統のある日本の繊維製品を大切にしよう」、「次世代に引き継いでいける商品を選ぼう」といった想いが生まれると信じています。

父・西本久幸が旗や幕、のぼりを中心に事業を展開した「創業期」、製造ライン増強によって事業領域の拡大を果たした「第二の創業」、そして、次世代に向けた「第三の創業」へ――。『西宣』は次なるステージへ向かうべく、お客様の「何かを始めたい」、「何かを伝えたい」という情熱に寄り添いながら最高の製品づくりに邁進し、お客様や地域に「感動」という新たな価値を提供していきます。

これからもお客様との信頼関係を基盤に、持続的な成長と企業価値の向上を図りながら時流に合わせた変革を続け、地域社会の発展に貢献してまいります。今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。